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コラム

2013.12.26

企業で求められる課題解決力に繋がるのは、「人間力」VS「成績」

先日、弊社がお手伝いしている大学のワークショップで、非常に感動したことがありました。プレゼン直前まで、本当に完成するのかと、講師やスタッフ一同不安に思っていましたが、当日には、きちんと間に合わせることができました。教員の方々やスタッフ、ご協力いただいた企業の方々を感動させる出来栄えになりました。最後は数日徹夜をしたグループもあったようです。

期限を守り、相手の要求以上のものをカタチにするというのは、企業に入れば、当たり前のことですが、学生時代にこうした体験を積み重ねることが本当に重要だと思いました。それは、中学高校、そして大学と、基礎的な学びの中に培われるもののようにも思います。

プレゼンテーマは、企業の業務内容をヒアリングし、課題発見を行い、学生なりにその課題解決案を提示するというものです。社会経験が無い学生にとっては、ヒアリング力が弱いために、企業の課題を発見することが非常に難しい。さらに、学年縦断のグループで解決していくのは、学生たちにとって大きな壁があったようです。何度も挫折しながらも、最後はチームになれた喜びと企業の方々にプレゼンテーションし、中には企業で採用したいと言われた解決案もありました。

最近の学生は、無気力で社会に無関心だと言われますが、大人が本気で対峙すれば、学生も返してくるのだと痛感します。私たちは、しっかり向き合えているのか、大人も反省すべきところが大いにあります。

12月8日の『日本経済新聞』朝刊に、大手企業の選考基準の変化が掲載されていました。人物重視から成績も重視する傾向に変化してきているとのこと。弊社も大学入学前教育をお手伝いしていますが、基礎学力の重要性を痛感します。社会で求められる力の根底には、やはり基礎学力があるように思います。

しかし、課題解決力に必要な力とは本当は何なのでしょうか。判断力のベースになる基礎学力はもちろん必要です。学業の成績とともに、もっと必要な別の力もあるように思います。

再び、企業が採用で成績を重視するようになった背景は、本当はどこにあるのでしょうか。安易なセグメントの手段として使われないことを期待します。
大学も企業も、大人がしっかりと向き合っていくことが、若者にスイッチをいれるのではないかと思います。

(文責 武田)